あらすじ 

裕福とは言えない暮らしをし、大学の清掃員をしているウィル・ハンティング(マット・デイモン)が心理学者(ロビン・ウィリアムズ)と出会ってから心を開くまでのお話。


一度見た本はすぐ暗記するし、
秀才のガールフレンド(大学生)の宿題をチラ見しただけで
問題を暗記して、解答を書いてきちゃう天才ウィル。

ガールフレンドは言う。
「勉強は自分で解かないと意味がないのよ」。
彼氏に宿題を押し付けるようなバカ女じゃなくて、とってもいい子。

ウィルの友人役に
ベン・アフレック
ケーシー・アフレック
とあともう一人(印象うすっ)

アフレック兄弟が若い!
ケーシー・アフレックがノーテンキ少年で可愛い。ウィルは頭が良すぎるので
気に入らん相手を見たら、
難しい本の一節をスラスラ暗唱して、
打ち負かす。
ただのイヤな奴である。

家庭環境が複雑という設定なので、
だいぶ屈折している、めんどくさい子だ。

ロビン・ウィリアムスに

「オリバー・ツイストを読んだから
君の事はなんでもわかる、と言ったら
君は納得するかね?」 

こう言われた時、ぐうの音も出なかった。

(オリバー・ツイスト:貧しく劣悪な孤児院で育つ少年の物語)

教授が、心を込めて向き合っているのに真面目に聞かなかったり、
面接でめちゃくちゃやったり、
ちょっとイラっとするところもあった。

ウィルの倉庫のような家とか
やぶれTシャツとか、
ボロ車で迎えに来て
ジュースだけおごってくれるベンアフレックとか
他愛のない日常の出来事が
とても丁寧に描かれていた。

どんなに能力が優れていても
これからどんな人生を歩む事ができるか?
どんな仕事につきたいか?
物事の善悪とは?
学校や大人が適切なタイミングで教えてあげることが大切だ。

屈折してから自分の人生の道を見つけ出すまでの流れも自然で、
すごく良い映画。

人との出会いによって、選択肢が増えた時、
何をどう選ぶか、
それは自分しか決められないし、
正しいかどうかなんて、
やってみないとわからない。

ラストは「その選択肢!?」と思ったけど、
本人がそれがベストだと思ったなら、
それが彼の進むべき道なんだろう。