あらすじ

作家(中山美穂)が、居酒屋に万年筆を忘れて、その店で出会った韓国人留学生チャネ(キム・ジェウク)との交流を描いたドラマ。


綺麗な中年になった中山美穂を見たい人におすすめです。

私の頭の中の消しゴム
ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女

もぜひ観てください。
なんか混ざっちゃった~?ワンパタ~?って気分になりながら比較すると面白いです。

韓国映画いっぱい見てるけど、チャネが変な名前すぎる。
チャネ君ねえ…。

中山美穂の大袈裟な芝居を見てると、喋り方が不自然で、うーん。
ミポリンファンではない人は、時々早送りをしながら観ましょう。

冒頭、ハイヒールでカツカツ歩いて行く後ろ姿のシーン。
大人のイイ女感出したつもりが全然そうは見えず、歩き方がダサかった。

女性作家(中山美穂)は、
留学生チャネに犬の散歩や本棚の整理をさせ、
日払いでバイト代を渡す。
彼が作家宅に通ううちに二人は親密になる。
本を色別に並べ、本棚を1枚の絵画のようにレイアウトしていくシーンがあった。
見た目はきれいだが、読みたい本が探せないのは不便ではないか?
本好きの人はそんなことをして喜ぶだろうか?

なついていた飼い犬が、逃げて帰ってこないのは、
犬の習性を無視しすぎでは?
大型犬がうろついていたら近所で目立つ。

犬が居なくなって、女性作家はパニックになる。
「一人にしないで!」と、留学生に抱きつく。

半同棲になったあと、
女性作家はアルツハイマーを発症し、
一方的に彼に別れを告げ、施設に入る。

施設に入ったあとは、
字も書けず、歩けず、話せない。
いきなり末期症状になるが、
それでも「大女優ミポリン」の
ファッショナブルな着こなし。

数年後、作家になったチャネが会いにきたとき、
彼女はもう何も思い出せない状況になっている。
美しい森林で再会し、
最後はきれいにまとまっています。

が!感動はしなかったです。

ラブシーンのためだけに犬を行方不明にし、
感動的な再会をするために主役をアルツハイマーにし、
話の展開が強引で残念。
全体的に安っぽい。

居酒屋の店長がおもしろかったり、
日本人学生アンナとチャネの
「発音ヘンだよ」「そんなことないよ」みたいな、
どうでもいい会話が意外と良い。
中山美穂と絡まないシーンの方が、
安心して観ることができる。

キム・ジェウクは、
子供時代に日本に住んでいたこともあり、
日本語が堪能。
うるさい系の韓国のおばちゃんは、
話す時にクセがあって抑揚が激しいが、 
韓国語を話す人の多くは抑揚が少ない。
キム・ジェウクは話し方にクセがない。
日本語でも淡々と話していて、
それがとても自然だった。

まあ、誰も死なないし、
一応ハッピーエンドだし、
ショッキングなシーンもないし、
暇つぶしとして観るならちょうどいい感じです。