出演:チョ・インソン、チャン・ヒョク、阿部力


とうとう見てしまいました。

DVDのパッケージ、

2人の雰囲気が似ているのですが、

右はチャン・ヒョクです。

映画の中ではチャン・ヒョクは金髪でした。

他に、金髪のインド人と中国人が出てきて、

後ろ姿だと誰が誰だかわかりません。


一応タイトルにツッコミたいところですが、

他にもツッコミどころが満載すぎます。

「韓国映画」と思って観ていたら裏切られました。

主人公達が旅に出るため、

中国から始まり、韓国、インド、ニューヨーク、

場面がコロコロ変わり、なんだかついていけない感が。


阿部力ファンにはおもしろい作品だと思います。


トントン役:阿部力

 (日本に帰化する前の名前がリー・トントン)

チョ役:チョ・インソン・・・etc


役名すらもないのかよ!


公衆便所に捨てられていた主人公が、

自分を拾ってくれたおばあさんに恩返しをする、という

なんだか心温まりそうなストーリーですが、


ネタバレへ・・・↓

ドアなし、水洗なしで

めちゃくちゃ不衛生な公衆便所が出てきます。

ボットントイレの中から

赤ちゃん(人形)を拾い上げるシーンがありましたが、

捨てられてたのって、中なの?

トイレの入り口とかじゃなくて?

拾い上げる前に窒息するじゃん!


小道具も、文字の合成も、画質も、

とてもシロウトくさいです。ホームビデオみたい。

意味も無く俳優の顔にズームインしてみたり、

私みたいなシロウトが見ても不自然な箇所が多い。


全体的に古さを感じます。

でもポータブルDVDプレイヤーが出てきたりするので、

そんなに古い映画じゃなさそう。

おばあさんのガンを治すために

高麗人参を求めて旅に出る主人公。

高麗人参ではガンは治りません。


40歳までしか生きられないと言われて

薬草を探す旅に出るチョ・インソン。

しかも、旅の途中でそれは実在しない薬草だと知る。

そもそも自分が何の病気か分からずに

旅に出ているような気が・・・。


一番ナゾなのは「自称、私、海の生物なのよ」少女。

人魚か?と思いきや

なぜかボットントイレのタンクに住みつく。

チョ達は、彼女を病院に連れて行き人間ドックを受けさせる。

近代的な病院が出てきて、こちらは現実的。


脇役がトイレでふんばりながら死んでしまったりとか

どうやら、生死とトイレを結びつけたいらしい。

このおじいさん、かわいそうすぎや。

しかし一生懸命ふんばる顔のアップはイラン。きもい。


感動するシーンも、悲しいシーンも、

もりあがりも何もない微妙な映画。

我慢して最後まで観たら

「短い生涯を遂げたピエトロに捧ぐ」

というテロップが流れました。


誰!?ピエトロって?

最初にイタリア人が出てきたような気がするが

すでに記憶にすらない。

俳優ではなく監督の個人的な友人か?


最初から最後まで謎の多い映画でした。