あらすじ

やくざで用心棒をやっていた大宮(勝新太郎)が、入隊したが生意気で、上官になぐられたり風呂場で大乱闘したり、とにかく喧嘩が絶えない。 大宮は乱暴に見えるが「義侠心がある」といって周囲には一目置かれている。 先輩のインテリ有田上等兵(田村高廣)には大事に育てられ、理不尽に痛めつけられた大宮を連れて先輩に仕返しをしたり、ただ一方的に後輩が殴られているだけではないので、爽快感がある。

道具を使った暴力は禁止だがビンタはOK

大宮(勝新太郎)が延々とビンタされる。
めちゃくちゃタフすぎて絶対に倒れない。
ビシ!バシ!効果音が強くて、
顔面崩壊してもおかしくないレベルで叩かれている。

老けた少年兵

少年兵のはずの勝新、
ツラ構えはふてぶてしく、ちょっと老けすぎでは?
戦時中なのにふくよかで、丸い。
コワモテなのに、なんとなく可愛さもあるのが勝新太郎。
兵隊やくざ」の視聴はこちら。

淡路恵子さんがかっこよすぎる

無断外出して芸者屋に通った罪では、
上官からは直接説教をくらわなかった。
しかし、先輩の有田上等兵(田村高廣)は、上官から
大宮にキツく制裁を加えるよう命令される。

有田上等兵は大宮を一発殴り、去る。
去った後、大宮は落ちていた石で、自らの顔面を何度も殴打。
有田上等兵が上官に怒られないように、彼なりに気を使ったのだ。
痛そう!

そして一節歌うシーンがあるんだけど、声はいいし、その歌が超うまい。

芸者屋の淡路恵子もすごいセクシーでしたね。

芸者屋を出た後も一節歌うんだけど、もうね、歌最高。
(勝新は十代のころは長唄と三味線の師匠をしていた)

大宮はいつも助けてくれる有田上等兵を慕っており、
最後は恩返しを実現する。

粗暴だが義理人情に厚い

大宮は過去に殺人を犯しており、
他人が自分の身代わりに刑務所に入った。

その人の家族に金を届けたいと申し出たり、
脱走したい兵隊を手助けしたり(バレてつかまるけど)、
ただの荒くれ者で終わらない、
人間味のあるキャラ設定が秀逸。

戦争映画かと思っていたら、敵兵はまったく出てきません。
軍隊の中での暴力がほとんどを占めていて、
顔面を殴られた回数数えたら
100回じゃきかないくらいあるんだけど、
ストーリーがしっかりあって、テンポも良いので、
古い映画の中では、ライトな映画だと思います。
兵隊やくざ」の視聴はこちら。

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