アジョシ
髪の毛モサ~ッとした無口で質屋を営む男が
隣の子にご飯食べさせたり、助けたりする映画です。
これ、ウォンビン主演じゃなくて、
普通にオジサンだったら観る気しなくない?
質屋儲かってないどころか、誰も客来ないし、
これで生活できてるのがすごい。
隣の子、ソミ(キム・セロン)のセリフが、泣きを誘う感じで
うまいな~。
グロいとか書いてあったので覚悟してたけど、
そこまでグロでもなかった。
韓国映画における敵役って、
どーーしよーーもないブサイクが多い。
マンソク兄弟(兄ブサイク・弟チャラい)
というテンプレートのようなワルもいたけど
強すぎるベトナム人かっこいいんです!
これは意外。
隣の子(ソミ)の母が
麻薬を盗んで、質屋に預けて
これが発端でソミが誘拐され、
おじさん呼ばわりのウォンビンが助けに行く。
預けた品が80000ウォンって、円だと8000円くらい?
安すぎね?
ソミは薄幸少女だけど、
母親もかわいそうっちゃ、かわいそう。頭悪くて。
消えたソミはいったいどこに!?
一見無害そうなババアが子どもを犯罪に加担させている組織に
拉致監禁されているのだった!
家なき子における菅井きんだ。
韓国版菅井きんは
麻薬製造と運搬、金の受け渡しをさせたり、
臓器提供させたりデンジャラスババァ。
でも、子どもが殴られたりすることもなく
食べ物も与えられ、
観る側もそんなにつらくならない。
ベトナム人殺し屋の額に傷があるのを見たソミは
ばんそうこうをペタリと貼ってあげる。
躊躇なく人を殺す極悪非道なのに、
一瞬心がゆらいだ表情をする。
今まで見た韓国映画ではアリエナイ展開。
韓国アクション映画では、
最後みんな死ぬんです。
映画館で観たりたりしたら、
足取り重ーくなるような終わり方をするんです。
なんと、アジョシは救いがある!たまにはこういうのも良い!
アジョシはレオンのようだと評されていますけど、
レオンは観てません。
あとで気づいたけど
「泣く男」と「アジョシ」は同じイ・ジョンボム監督でした。
「泣く男」
主人公 →孤独な男前(チャン・ドンゴン)
子ども →死亡
頭良い母親 →守る
「アジョシ」
主人公 →孤独な男前(ウォンビン)
子ども →守る
頭悪い母親 →死亡
あらった!
兄弟だな?ブラザーフッド思い出したー。
血の吹き出し具合もちょうど良い(?)です。
どっちもタイトルださいけど
逆でも良かったんじゃないかな?
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