お涙頂戴ではない、リアルを大切に生きる、上質のファンタジー。

病気の少年が自分を腫れ物のように扱う大人達を信じられず、

口の悪い派手なピンクのスーツを着たピザ屋の女性にだけ心を開く。

フランス映画です。

「最強のふたり」が気に入った人にはきっとこれもオススメ。


ほんとか嘘か、元女子プロレスラーのピンクスーツの女性が

少年にスノードームをプレゼントするんだけど、

スノードームの中がサンタクロースじゃなくて

プロレスリング。

そんなスノードームあるんかいな!

その中で繰り広げられる妄想プロレスがかなりおかしい。

 

オスカー少年のまつげ、

エクステ50枚くらいついてるみたいでとてもかわいい。


強面のピンクスーツの女性も家に帰れば、

乱暴でもバカでもない彼氏となぜか揉めたりしてて

なんだか生々しいのだけど、

病院ではふんわりした子供の世界が繰り広げられてて

その対比が不思議。

不思議だけどマッチしてて

人生を有意義にするヒントが散りばめられている。