アカデミー賞3冠

主演:レオナルド・ディカプリオ

音楽:坂本龍一

監督:A・G・イニャリトゥ


かつての陽気なイメージから、こういった暗い役柄までこなす、

レオナルト・ディカプリオの振り幅の広さ。

インディアン(正しくはネイティブアメリカン)と白人との戦い、

厳しい自然を前に、息子を殺されたことの復讐心だけでひたすら突き進む。


レオナルド・ディカプリオが熊に噛まれ、

瀕死の状態で高熱を出し、タンカで担がれて運ばれるものの

「もうすぐ死ぬから置いていこーぜ」と仲間に言われる。

そして仲間割れから息子が殺され、それからの復活劇がスゴイ。


ベジタリアンのレオナルド・ディカプリオが、

生きた川魚にかじりつき、野生動物のレバー?を食べ

俳優ってすげーな、と感心。 

熊にやられた時の傷は腐り、

崖から落ち、死んだ馬をかっさばき、一晩明かして歩いて帰る。

不死身すぎる。

サバイバルシーンが半端なくスケールでかいので、

退屈せずに最後まで一気に観れる。

ただ、ひたすら雪のシーンで、見てるこっちが寒くなる。


法律のない世界。

それでも彼らなりのルールがあったり、自然との向き合い方(受け入れるしかない)、神に委ねるべき心情、人種間の確執とか、難しいテーマだけど、見応えがある1本。