あらすじ 

北から亡命のエリートの息子で連続殺人犯キム・グァンイル（イ・ジョンソク）を、警視のチェ・イド（キム・ミョンミン）と、工作員リ・デボム（パク・ヒスン）が追い、国家情報院の要員パク・ジェヒョク（チャン・ドンゴン）が保護。追う男と逃す男のバトル。


キャスト：イ・ジョンソク、キム・ミョンミン、パク・ヒスン、チャン・ドンゴン

いわゆるヤクザ映画と一味違います。
凶悪犯をかばうチャン・ドンゴンと
警察のどっちを応援するか悩みながら、
ハラハラ、イライラしながら観る映画。
ちょい役のマフィアでおなじみの
ピーター・ストーメアも出ていて、なかなか豪華。
情報が多くてややこしい。
ながら見をするとワケわからなくなります。

工作員・警察・国家情報員・容疑者


そしてご覧ください。 この美しい横顔。 
チャン・ドンゴンのファンは見て損はありません。

「企画亡命者」
CIAと韓国の国情院が合同で亡命させ、韓国国内でVIP待遇を受ける。
冷戦だった80～90年代初頭あたりまでかなりの数に上ったが、近年はほぼないものとされている

そんなことが可能なんですか！？
いやー知らなかった。
すごい国だね。

しょっぱなから凶悪犯グァンイル（イ・ジョンソク）が、
悪党とつるんで、女の子にひどいことするんですけど、
この描写が本当にエグい。

ホラーとかゾンビとかは平気なんですけど、
韓国映画の暴力シーンのおびただしい血の量！

おびえた女の子の表情とか、
子供が無残なことになるシーンは、
フィクションとはいえ、
本当に気持ち悪くなりました。
優しい顔してなんという...。
でも「ボイス　112の奇跡」のキム・ジェウクのほうが
キモ怖さにおいては上！

個人的に、グァンイルの凶悪さがイマイチな気がします。
一人じゃ犯行出来ないので
「あっちのほうがアレなんじゃないか」とバカにされるんですね。
その時、初めていい表情するんですねえ。
見所はそこですね。

グァンイルはいろいろな手を使って逃がされるし
正義は負けるしで散々です。
タイトルの「修羅の獣」って一体誰？
へっぽこばかりじゃねえか！

でもご安心ください。
最後、一応スカッとしますから。
あれがなかったら、2時間返せ！って叫んでます。