あらすじ

1987年7月 ローマ教皇からアモルト神父は直接依頼を受け、憑依されたある少年の《悪魔祓い》(エクソシズム)に向かう――。 
ヴァチカンのエクソシスト

怖いの苦手な人でも観れます

怖いかな〜?とドキドキしながら観ましたが、思ったよりも怖くないです。過去に観た悪魔祓い系の映画「コンスタンティン」もこんな感じだったな。「コンスタンティン」のレビューはこちら

悪魔に憑依される少年

一番頑張ったの、ヘンリー少年じゃないだろうか。
憑依されて暴れるのでベッドに縛られ、歯をむき出して吠え、顔は特殊メイクで豹変し、体に血でHATE(嫌悪)とメッセージが書かれる。
1980年代の映画「ポルターガイスト」に出演した子役が、撮影後に実際急死したことがあったので、この子大丈夫かしら...と別な意味で心配になった。

修道院の地下の秘密

修道院の地下に改宗を拒んだ人たちの墓場があって、檻や鉄の棺桶に入れられてるのが悲しかった。
墓というか、ただ放置されてるだけなんだけど、そのご遺体に素手で触ったりお腹に手をつっこむアモルト神父。ガサツだね。
カラカラに乾いた骸骨なので、そんなに怖くはないです。

身体能力が大変なことになる

少年に憑依してた悪魔が、姉の体に移った時、彼女の肩の関節を自力で外し、四つん這いになって天井までスパイダーマンのように駆け上がって行った。
重力どうなってる〜!
ここらへんからだんだん動きが大きくなっていく。

意外と死人出てない

悪魔がちょっとした火事起こしたり、吹っ飛ばしたり、全身真っ赤の女が首を絞めてきたり、大バトルが始まる。
悪魔祓いの方法は「十字架をかざして経典を唱えるだけ」といたってシンプル。
絵面は派手だが、実は悪魔のせいでだれも死んでない。
アモルト神父が、過去にとある理由で少女を助けられなかったことをあったが、彼女は悪魔憑きではなく、犯罪被害で精神を病んでいたと思われる。
気の毒な少女のことが忘れられず、妄想にとらわれる神父。
悪魔に「豚になれ〜」と言われ続ける神父。
ラッセル・クロウがぽっちゃりだからって豚豚言わんといてあげて。
「豚」は何を揶揄しているのかな?生贄?
最後は、無事悪魔を退治し、めでたしめでたし。
日本のジメジメとした怪談に比べたら全然怖くないいいいいいい!
終盤、主人公がいきなりパワーアップして悪を倒すのは、アメリカ映画あるあるパターン。
割と優しいパターンのオカルトだった。
ヴァチカンのエクソシスト