あらすじ

じいやと共に旅をしている豪商のお嬢様おみつ(藤村志保)。
じいやが何者かに殺され、娘が錯乱。
そこに座頭市(勝新太郎)が通りかかり、娘を託される。
彼女を無事江戸へ送り届けることができるのか?


娘の実家は大金持ち。

江戸に送り届ければ謝礼をたんまりもらえるという理由で、

娘は他の人にも狙われていた。


市は、旅籠(宿泊先)で、


「お嬢さん、この部屋から出ちゃいけねえよ」


と釘をさすのに、

おみっちゃん、見知らぬ美人のお久(藤原礼子)にあっさりついていく。


敵が隠れているかもしれない場所で大声出すし、

世間知らずのお嬢さんにもほどがあらあ!


さらわれたおみっちゃんを、市は助けに行くが、

言いつけを守らない彼女に激おこ!


市に怒られて、完全におびえるおみっちゃん。


市は彼女を江戸に送り届けたかったが、

一緒にいると目立つので

籠やを手配し、

おみっちゃんを籠に乗せて見送った。


しかし、お久が後を付けてきていて、

再度さらわれるおみっちゃん。

さらわれるというか、

ホイホイついていったように見えた。

二度もついていく?

今度は、ヤクザたちが市をおびき出すために、

おみっちゃんは喧嘩場に連れていかれる。

お嬢さん、あっちいったりこっちいったり忙しいな。

「いちさ~~~ん!」

彼女の悲痛な声をきいて、怒り心頭の市。

あざやかな居合斬りでバッサバッサと斬りまくる。


喧嘩場に駆り出されたものの役に立たなそうなヒョロヒョロした少年に船賃を預け、おみっちゃんを送り届けるよう指示し、市はまた一人で歩いていく後ろ姿で完。


座頭市は自分から喧嘩をふっかけるわけではないのに、

毎回トラブルに巻き込まれるんだよね。


刀を抜く前に相手が倒れていたり、

刺す前に別のところから血が出たり、

荒いところはあるんだけど、

勝新の華麗な殺陣が見られれば

それでヨシなんです。


弱きを助け、強きをくじくシンプルな筋書きなのがいいです。

ゴツい勝新がおにぎりを頬張るのが可愛く見えたり、

ちょっとほのぼのシーンもあったり、

いろいろ楽しめました。

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