ホリデイ

あらすじ

社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と、新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)がネットのマッチングサービスを使い、休暇中にまるまる家をとりかえっこする「ホーム・エクスチェンジ」で、人生を開花させていくラブストーリー。


「家具もベッドも車も自由に使ってね」
と言われましても、知らない人のお宅で、家の人が留守中に好き勝手しづらい。
気兼ねして、くつろげない気がするんだなあ。

宿泊費用は基本無料だし、欧米では一般的らしい。
外国映画なので、まあ、文化の違いか。

アイリス(ケイト・ウィンスレット)が、控えめで地味で、めちゃくちゃ普通のお姉さん。
会社の皆がパーティーしてるのに、一人居残って仕事を押し付けられるし、浮気男に振り回される。
なんという、お人よし子ちゃん。

アマンダ(キャメロン・ディアス)は、まあまあ金持ちな役で、ホームエクスチェンジ先に到着した当初は「こぢんまりしたカワイイお家」と喜んでいたが、だんだん飽きて、ブツブツ言い出します。
勝手な女だ。

アマンダが滞在中、アイリスの兄(ジュード・ロウ)が訪ねてくる。
めちゃくちゃ酔っ払ってるハンサムを目の前にして、アマンダちゃん、普通に対応できず。
誘いまくります。

アイリスはというと、休暇中なのに上司(浮気男)から電話がかかってきて、仕事させられてる。
こんな子、日本だとどこにでもいそう。

アイリスは、ご近所の老人と友情を育んだり、ただのラブストーリーに終わらず、なんやかんやありながらも、人とふれあって、ほっこりする展開に。

ジュード・ロウが意外にもシングルファーザーだったっていうオチは、もう卑怯。
あの顔なので、ただのプレイボーイでも全然許せるのに、娘第一で、恋人は二の次。

キャメロン・ディアスの役のテンションがあまり好きじゃなかったんだけど、こういうストーリーは、女性に人気があります。
サスペンスや誰かが不幸になる要素が皆無で、心温まるラブストーリー×ヒューマンコメディ。

失恋した人たちが、周りの人を巻き込みながら、自分の力で幸せを見つけていくので、ゆったりした気持ちで観ることができます。