だいぶ前ですが、

「シャイン」が置いてある棚に

元祖のだめってそんだけ書いてありました。

元祖の駄目?変な日本語。


「のだめカンタービレ」

ことを知りませんでした。

観てみたら「シャイン」と「のだめ」

全然つながってない!

ただクラシックが出てくる事以外は。



シャインは1人の男性ピアニストの

波瀾万丈な人生を描いた映画です。

ピアニストとしての苦悩より、

父子の確執や精神病の影が重くのしかかります。


一時はピアノをやめて廃人のようになり、

永いこと入院生活を送りますが

再び音楽を取り戻すシーンは感動的。


厳しすぎる父親は、

息子が音楽留学したいといっても

自分のエゴのためにそれを許さない。

入学用の書類を捨ててしまいます。


悪人のように描かれていますが、

彼は息子を愛しすぎた。遠くにやりたくない。

このお父さんの気持ちも分からないでもない。


主人公デビット・ヘルフゴッドは

「“神の助け”。おかしな名前だろ?」

と笑いながら自己紹介をするのがお決まりですが、

仕事としてのピアノではなくただ楽しむために弾く。

なんて素晴らしい世界。

子供の頃、習っていたピアノをまた弾きたくなってくる、

そんな映画です。